Pairs(ペアーズ)を利用した覚えがないにもかかわらず、「ログイン認証コード」や「会員登録完了」のメールが届くと、個人情報の流出やアカウントの乗っ取りを疑い、不安になるのは当然です。
このような通知が届く主な原因は、他者によるメールアドレスの誤入力、メールアカウント自体の不正利用、あるいはPairsを装ったフィッシング詐欺のいずれかです。
本記事では、公式情報を基に「届いたメールの種類による危険度の判断」から「メールサービス側のセキュリティ強化手順」までを解説します。
放置するとリスクが高まるケースもあるため、まずは焦らず状況を確認しましょう。
なぜ届く?Pairsから身に覚えのないメールが来る3つの原因
身に覚えのないメールが届く背景には、「単なるヒューマンエラー」から「悪意ある攻撃」まで、大きく分けて以下の3つのパターンが存在します。
- 他のユーザーによるメールアドレスの誤入力
- あなたのメールアドレス自体が不正利用されている
- Pairs(株式会社エウレカ)を装ったフィッシング詐欺
1. 他のユーザーによるメールアドレスの誤入力
最も頻繁に発生するケースは、Pairsに登録しようとした第三者が、あなたのメールアドレスを誤って入力してしまった場合です。
Pairsのシステムは、メールアドレスが入力された時点で自動的に本人確認用の「認証コード」を送信する仕様になっています。
そのため、「認証コード」が届いただけの段階では、Pairsのアカウント登録は完了していません。
相手は認証コードを入力できないため、登録手続きはそこでストップします。
この場合、誤入力した本人が間違いに気づけばメールは止まりますが、何度か試行錯誤している間は連続して届くこともあります。
2. あなたのメールアドレス自体が不正利用されている
Pairsの問題ではなく、あなたが利用しているGmailやYahoo!メールなどのメールアカウントそのものが第三者に不正ログインされている深刻なケースです。
「Pairs会員登録完了のお知らせ」や「お客様情報の変更のお知らせ」が届いている場合、第三者はあなたのメールボックスを覗き見し、届いた認証コードを使ってPairsの登録を突破したことになります。
メールの種類によって、現在置かれている状況の危険度は以下のように大きく異なります。
状況別危険度チェックリスト
- Pairsログイン認証コード 誰かが誤って入力したか、侵入を試みている段階(危険度:中)
- Pairs会員登録完了お知らせ 認証コードが突破され、アカウントが作成された状態(危険度:高)
- 運営事務局からのお知らせ アカウントが既に利用されている可能性あり(危険度:高)
- お客様情報の変更のお知らせ 第三者がアカウント情報を書き換えている状態(危険度:極めて危険)
3. Pairs(株式会社エウレカ)を装ったフィッシング詐欺
公式からの連絡を装い、偽サイトに誘導して個人情報や金銭を盗み取ろうとする詐欺メールの可能性があります。
特に最近では、Pairsの運営会社である「株式会社エウレカ」やPairs従業員を名乗り、「開発やテストに関するアルバイト募集」や「広告協力」といった名目で接触してくる手口が確認されています。
これらのメールは、Pairsのシステムとは無関係に外部から送信されています。
リンクを開くだけでウイルスに感染したり、入力した情報を盗まれたりする危険があります。

【即実践】メールが届いた直後にやるべき初動対応
不審なメールを受け取った際は、絶対にリンクを開かず、まずは「送信元」を確認し、ご自身のメールアカウントを守る行動をとってください。
公式サイトや公式ドメインかどうかを確認する
Pairsから送信される正規のメールは、特定のドメインからのみ送られています。
以下のドメイン以外からのメールは、Pairsを装った「なりすまし」ですので、即座に迷惑メールとして処理してください。
- 正規のメール送信元ドメイン @pairs.lv
- 正規の公式サイトURL https://www.pairs.lv/
もし送信元が gmail.com などのフリーメールであったり、pairs-support-info.net のような不審な文字列を含んでいたりする場合は、すべて詐欺メールです。
メール内のURLは絶対にクリックや返信しない
フィッシングサイトへの誘導を防ぐため、メール本文に記載されているURLは絶対にクリックしないでください。
「登録解除はこちら」や「心当たりがない場合はこちら」といったリンクも、詐欺業者が「このメールアドレスは現在使われている(カモになる)」ことを確認するための罠である可能性があります。
メールを開いてしまった場合でも、リンクや添付ファイルには触れず、そのまま削除するのが最も安全な対処法です。

【重要】メールアドレス提供元でのセキュリティ強化手順
「登録完了」メールが届いている場合や、誤登録が疑われる場合、Pairs側への連絡よりも先に、あなたの「メールアカウントの防御壁」を高くすることが最優先事項です。
メールサービスのパスワード変更と2段階認証の導入
GmailやYahoo!メールなどの管理画面にログインし、まずはパスワードを変更しましょう。
さらにセキュリティを強化したい場合、2段階認証(ログイン時にスマホ等で承認が必要な設定)を有効にしてください。
これにより、万が一パスワードが漏れていても、第三者はあなたのメールボックスに侵入できなくなります。
主なメールサービスのセキュリティ設定手順の概要は以下の通りです。
- Gmail (Googleアカウント) の場合
Googleアカウント管理画面を開き、セキュリティを選択します。
Googleへのログインセクションでパスワードを変更します。
同セクションで2段階認証プロセスをオンにします。 - Yahoo!メール (Yahoo! JAPAN ID) の場合
登録情報ページへアクセスし、ログインとセキュリティを選択します。
パスワードの変更を実施します。
SMS認証などを利用するパスワード無効設定を推奨します。 - キャリアメール (docomo, au, SoftBank) の場合
My docomo、My au、My SoftBankなどのマイページから、dアカウント等のIDやパスワード変更および2段階認証の設定を行います。
全端末からのログアウトと連携解除
パスワードを変更しても、犯人の端末でログイン状態が維持されている可能性があるため、強制的に全てのデバイスからログアウトさせます。
多くのメールサービスには「すべてのセッションからログアウト」という機能があります。
また、メールアカウントを使って外部サイト(Pairs以外の不審なサイトなど)に連携ログインしていないかも確認し、身に覚えのない連携があれば解除してください。

対処法を試してもメールが止まらない場合の問い合わせ方法
セキュリティ対策を行ってもメールが届き続ける場合、あるいは既に誤って登録完了されてしまっている場合は、Pairsカスタマーサポートへ連絡し、アカウントの特定と停止を依頼する必要があります。
Pairsカスタマーサポートへの連絡手順と必要事項
Pairs公式サイトの問い合わせフォームから連絡を行ってください。
スムーズに調査を進めてもらうために、以下の3点の情報は必須です。
- Pairsからのメールが届いた「あなたのメールアドレス」
- 届いたメールの内容(件名、本文のコピーなど)
- 当該メールのスクリーンショット(証拠画像)
「身に覚えがない登録があり、メールが届き続けて困っている」という旨を明確に伝えましょう。
警察署への相談が必要なケース
もしメールやSNSのDMで、Pairsの関係者を名乗る人物から「入会費の振込」や「身分証の提出」、「違約金の支払い」などを要求された場合は、Pairsのサポートではなく警察案件です。
Pairs公式がSNS上で個人的に金銭の振込先を指定したり、個人情報の提出を求めたりすることは一切ありません。
被害に遭う前、あるいは遭ってしまった場合は、速やかに最寄りの警察署、または警察相談専用電話(#9110)へ相談してください。

よくある質問(FAQ)
Q. 認証コードが届いた時点で個人情報は漏れていますか?
認証コードがメールで届いただけの状態であれば、Pairs上にあなたの名前や顔写真、住所などの個人情報は登録されていません。
ただし、あなたのメールアドレス自体は、何らかの名簿やランダムな入力によって相手に知られている(あるいは推測されている)状態です。
メールアドレス以外の情報漏洩を防ぐためにも、メール内のリンクには触れないようにしてください。
Q. 無視し続けると勝手に課金されますか?
クレジットカード情報や決済情報を入力していない限り、勝手に課金が発生することはありません。
Pairsの有料会員登録には決済情報の入力が必須です。
誤って登録された無料会員の状態であれば、金銭的な被害は発生しませんが、放置するのは精神衛生上良くないため、前述のサポートへの削除依頼をおすすめします。

まとめ
Pairsを利用していないのにメールが届く現象は、多くの場合「他人の誤入力」ですが、稀に「メールアカウントの乗っ取り」や「詐欺」の兆候であることもあります。
最後に、改めて対応のポイントを整理します。
- 焦ってメール内のリンクを開かない
- メールの送信元ドメイン(@pairs.lv)を確認する
- メールサービスのパスワード変更や2段階認証を最優先に行う
- 止まらない場合は証拠を添えてPairsサポートへ連絡する
身に覚えのないメールは気持ちの悪いものですが、適切なセキュリティ対策を行う良いきっかけと捉え、冷静に対処すれば被害は防げます。








